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発心集と、うたたねの出題頻度の高さについて


<特徴>
鴨長明「発心集」、阿仏尼「うたたね」の出題頻度の高さ


<共通点>
時代的に被り、かつマイナーな作品


<考察>
共に「貴族社会と武家政治の過渡期を生きた人」である。


そのため、読解にあたり、
①幅広い背景理解を必要とし、問題も作りやすい
②王朝最盛期のメジャーな作品群ではなく、点差が出る
③マイナー作品で、出典名から類推される可能性が抑えられる
④従って、好んで出題されているのではないか?
と、考えられる。

「同時代」前後ということであれば、讃岐や建礼門院からの出題が、もう少し伸びても良い。
 

しかし、かつて讃岐からの出題が一大ブームであった時期があるため、讃岐からの出典は、現在は落ち着いている可能性もある。


建礼門院に関しては、出典名から時代状況が特定でき、考察③を満たさない。また、昔からある一定の出題があるので、大きく伸びることはないかもしれない。

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