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著作群:漫画1
謎と、予言と、判じ物。
・旧約聖書の「ダニエルの書」
・聖徳太子が遺したとされる「未来記」
・日本の未来を予言したとされる「野馬台詩」
・政治宣伝に利用されたノストラダムスの「諸世紀」
などなど、
古代から、謎々のような判じ物と、
多くの予言や暗示が結び付いて来ました。
謎は、どのようにして生まれ、繋がれ、
謎になってしまうのか?
この2つの疑問を追いながら、
展開して行く本作品をお楽しみ下さい。
注1:
ダニエルの書とは、旧約聖書中の1書。
キリスト教の分類では、予言書の1つ。
注2:
未来記とは、現在のところ、
現存は確認されていないが、
・平家物語
・太平記
・明月記(藤原定家の日記)等に、
未来記に言及した記述が確認される。
そのため、
「実在したであろう」と、
考えられる書物である。
聖徳太子が「視た」未来が、
記されているとされる。
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注3:
野馬台詩(やまたいし、やばたいし)とは、
平安時代から室町時代に掛けて、
流行した予言詩である。
<野馬台詩:全文>
白文)
東海姫氏國 百世代天工 右司爲輔翼 衡主建元功
衡主建元功 初興治法事 終成祭祖宗 本枝周天壤
君臣定始終 谷塡田孫走 魚膾生羽翔 葛後干戈動 中微子孫昌 白龍游失水 窘急寄故城 黄鷄代人食 黑鼠喰牛腸 丹水流盡後 天命在三公 百王流畢竭 猿犬稱英雄 星流飛野外 鐘鼓喧國中 靑丘與赤土
茫茫遂爲空
書き下し文)
東海姫氏の国 百世天工に代る
右司輔翼と為り 衡主元功を建つ
初めに治法の事を興し 終に祖宗の祭りを成す
本枝天壌に周く 君臣始終を定む
谷填りて田孫走り 魚膾羽を生じて翔ぶ
葛後干戈動き 中微にして子孫昌なり
白龍遊びて水を失い 窘急故城に寄る
黄鶏人に代わりて食み 黒鼠牛腸を喰らう
丹水流れ尽きて後 天命三公に在り
百王の流れ畢り竭き 猿犬英雄を称す
星流れて野外に飛び 鐘鼓国中に喧し
青丘と赤土と 茫茫として遂に空と為らん
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